ページトップにもどる

診療案内

ヘルニアの手術

 
 
 
  1. トップ
  2. 診療案内
  3. ヘルニアの手術

鼠径ヘルニア(脱腸)とは?

写真1 右鼠径ヘルニアをお腹の中から観察した写真

写真1 右鼠径ヘルニアをお腹の中から観察した写真

まずは鼠径ヘルニアとはどのような病気なのかをご説明します。鼠径ヘルニアは一般的に脱腸とも呼ばれておりますが、その名の通り鼠径部(足の付け根)から腸が脱出している病態を指します。「ヘルニア」とは「飛び出る」ことを意味する言葉であり、成人鼠径ヘルニアは小腸などの臓器が加齢とともに弱くなった下腹部の筋肉の間から出てくる病気です。
症状としては、立った時やおなかに力が入ったときに臓器が脱出し、鼠径部がふくらむことによる違和感や痛みが主な症状です。臓器が嵌まり込み、もとに戻せない状態を嵌頓(かんとん)と呼びますが、この状態が続くと腸閉塞を引き起こし、緊急手術となるため、早期の治療をおすすめします。鼠径ヘルニアに対しては、物理的に弱くなった部分を修復しなくてはならないため、薬では治らず、治療法は手術以外ありません。